カルピジャーニ:アイスクリーム製造機における成功のレシピ

ソフトクリーム製造機メーカーのカルピジャーニ社は、IoT導入により企業価値とカスタマーサービスの向上に成功。

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ポイント

背景

イタリアに本社を置くカルピジャーニ(Carpigiani)社は、高級ジェラート製造機のトップメーカーとして知られています。毎年1万台を超す機械を製造し、世界各国の小さなアイスクリーム店からファストフードの多国籍企業にまで、その製品を幅広く納入してきました。

しかし、アイスクリーム製造機には、機械の使用頻度や衛生管理上の必要などに応じて、高頻度のメンテナンス作業や故障期間による利益損失がつきものでした。そこでカルピジャーニ社は、自社の顧客のために実際の使用時間に応じた最適なメンテナンス作業を提供できるようにしました。それがアフターサービス用管理システムの「Teoremaシステム」です。

Teoremaシステムは当初、イタリアとドイツでのみ導入され、地元業者がコネクティビティソリューションの運用を担当していました。

挑戦

カルピジャーニ社が他地域にも事業展開する中で、各国でコネクティビティを実現する事業者の確保が大きな問題となりました。同社にとって、国際的な事業者が必要なことは明らかでした。そこでカルピジャーニ社では3つの視点、つまり「グローバル展開」、「柔軟性」、「価格」を基準としてパートナー選定を進めました。

「その結果、3つの基準すべてにおいて、Telenor Connexionが第一候補になりました。彼らは私たちが価格競争力を保ったまま、従来のソリューションをグローバル展開する手助けをしてくれたのです。その際に一番重要だったのは、Telenor ConnexionがSIMカードのデータ容量について柔軟だった点だと思います。当初、私たちは彼らから見て比較的規模の小さな顧客に過ぎませんでした。けれどもTelenor Connexionは非常に融通を利かせてくれて、他の顧客と同様に注意を払ってくれたのです」

 

カルピジャーニ社 IoTソリューションマネージャー ジョバンニ・バージリ氏

Telenor Connexionはカルピジャーニ社にグローバルSIMを導入し、各国の500以上のモバイルネットワークを結ぶグローバルなIoTソリューションを提供しました。このソリューションにより、カルピジャーニ社は製品を規格化し、さまざまなモデルが世界のどこで販売、使用されても対応できる体制を築きました。

個々の機械から収集されるデータは、機器の状況を包括的に把握するために使用されます。その結果、カルピジャーニ社では、顧客に対して高品質で予測的なカスタマーサービスを提供できるようになりました。

成果

Telenor ConnexionのIoT管理コネクティビティソリューションを導入したことで、現在では300種8,000台を超すカルピジャーニ製機械がTeoremaシステムによって管理されています。今後、さらに多くの機械が同システムに加わる予定です。Teoremaシステムは現在、Teorema4Uと呼ばれる包括的延長保証の一部として提供されています。

カルピジャーニ社は、IoTサービスをグローバルに拡大する過程においてTelenor Connexionと連携しました。その結果、拡大しつつあるコネクティビティ搭載のアイスクリーム製造機市場で成功を収めることができました。中でも特に重要なのがアジア市場です。

カルピジャーニ社はTelenor ConnexionのIoT管理コネクティビティソリューションを導入したことにより、売上拡大を阻む障壁を克服しつつあります。それこそ、同社が世界中の顧客に対して真のイノベーションを提供し続けている理由なのです。

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