そうした日立建機の厳しい要求のすべてに応えたのが、Telenor Connexionでした。日立建機の通信機器は、現在位置と作業内容に関する情報を収集します。その情報によって機械の状況を総合的に診断し、予防的メンテナンスや経費削減に関するさまざまなオプションサービスを建設業者に提供します。
基盤となっているソリューションには、2G回線/3G回線(GSM)のSIMを搭載したM2Mモジュールが導入されました。Telenor Connexionはローミングパートナーとの幅広いネットワークを生かし、日立建機にとっての「コネクティビティのワンストップサービス」を実現したのです。現在では、Telenor Connexionがコミュニケーションプロバイダーとして110カ国以上でソリューションを一括提供しています。
Telenor Connexionは、日立建機への技術サポートも行っています。その目的はコストの削減、そして日立建機から顧客に提供するサービスの付加価値を高めることです。さらに、Telenor Connexionとのサービス内容合意により、日立建機ではより高い安全性や操作支援を含む、従来よりも充実した内容のサービス保証を顧客に提供できるようになりました。
日立建機にとって、もうひとつ重要な点がありました。それは、技術的な諸問題に素早く対処できるように、Telenor Connexionが常に身近に控えていることです。Telenor Connexionの代名詞ともいえる世界中に設置された年中無休のサービスセンターと献身的な現地サポート体制により、日立建機は絶対的な安心感を得ることができたのです。